2024.12月。そして3Q最終月
- info268098
- 2024年12月4日
- 読了時間: 2分
10月からの仕入れ活動も終わり、成果は4物件の成約となりました。2022年から流通が減速している神奈川県県央部を除いて、湘南エリア減速感というより微速感なので県央部に比べまだまだ流通数が維持されております。また競売入札も変わらずしていましたが、人気物件=駅近・ファミリー・築20年未満・ターミナル駅至近の高値落札に驚くほどなのです。競売入札においての価格査定も今までの落札価格からみると人気物件については基準価格の1.8~2.0まで伸びていて、さらに内装設備費の値上げが重なり、販売価格に転嫁するとかなりの高値にならざるを得ないのです。しかし今の市況・需要層様式から考えると業者設定の売出価格と一般消費者の考える、買える価格の乖離が大きくなっているのが見て取れて、結局時間の経過とともに1年の在庫となり、結果として損切り覚悟の値下げをしないと流通しない事になっているのです。そういうときでも資金調達できる会社、金融機関がこの情勢でも貸したくなる会社になっていればいいのですが、在庫が動かず期日返済の延長を繰り返している会社に対しては4Qから状況はさらに厳しくなります。まず、借り換え金利について更に上昇します。1回を半年とすると2回目の借り換えで1年間の返済猶予の時間となるけど、3回目は一括返済を求められる事が起こります。現在の金融機関の状況も定期預金に対しての金利を先にあげて預金獲得していますが、まずこれが逆ザヤとして負担が大きくて、さらに国債外国債金利の上昇による含み損が広がっている為に収支トントンなら良しと評価される状況なのね。そして業者に対しての一括返済も現在の金融機関の状況が一因でもあるのです。業者はそうなると物件を損切りして、更に損失不足分充当のために現預金を崩したり資産売却による資金捻出して返済金に充てることとなるのです。この一括返済、これを食らうと、会社資産があれば処分して換金したりして会社の必要とする資金を新たに作らなければならないからキツいのです。資産があれば再生復活の望みはあるけど、資産が無いと・・・会社整理でチーンなのですね。なんで湘南というか東海道線沿線なのかというと、今期は1Qから在庫の捌けない県央地区だから落ち着くまで仕入れするのに躊躇だからなのです。この怖さは、出口の見えない怖さと言い換えてもいいかもね♪